多分割人体生理モデルと連成した屋外温熱環境CFD解析と夏季の熱ストレスの影響分析
Project/Area Number |
17760466
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
吉田 伸治 福井大学, 工学研究科, 助教授 (50343190)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 多分割人体温熱生理モデル / 熱ストレス測定カート / 屋外温熱環境実測 / 着衣 / 熱・水分移動 / AVA血管反応 |
Research Abstract |
本年度は以下の研究を実施した。 (1)屋外温熱環境評価用の多分割人体温熱生理モデルの開発: 昨年度より進めている既存の多分割人体温熱生理モデルへの改良を施した。本年度は、多分割人体温熱生理モデルとして基本的なStolwijkモデルの手足の分割数の不足に伴う不均一環境評価への限界を解決するため、四肢を明確分離したモデルへと改良した。これと前年度取り組んだ着衣の熱・水分移動に関する精緻モデルを併用可能な改良も併せて施した。 (2)夏季屋外温熱環境と不均一熱ストレスの実測: 前年度に製作した測定カート並びに研究代表者所有の環境測定機器等を用いて、実際の街区、公園をはじめとする屋外空間における夏季屋外温熱環境と不均一熱ストレスの実測を行った。 (3)新屋外温熱環境分析ツールの性能検証のための解析: (2)の実測を対象に(1)で改良を施した多分割人体温熱生理モデルを用いた解析を行い、実測結果と比較しその性能検証を行なった。更に、得られた人体熱収支分析結果と実測結果を併せて分析することにより、屋外歩行空間における人体熱ストレス反応の推移を分析した。この分析において新標準有効温度SET*による温熱環境評価を行ったところ、建物配置、植栽の位置の異なる歩行空間における体感温度の推移とこれに対する温熱環境4条件の影響が明らかとなった。 (4)研究全体のとりまとめ: 前年度並びに今年度の成果を踏まえ、研究のとりまとめ並びに今後の課題の抽出を行なった。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)