パリにおける近代建築の改修事例に関する意匠考察と作品データベースの構築
Project/Area Number |
17760515
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural history/design
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
三田村 哲哉 首都大学東京, 都市環境科学研究科, リサーチ・アシスタント (70381457)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | パリ / 建築意匠 / 建築改修 / 用途転用 / 都市建築 / コンバージョン / リノベーション / 作品データベース |
Research Abstract |
本研究は、パリの秀逸な改修事例に関する作品データベースを構築することを目的としている。 今年度は、平成17年度に行うた現地調査の結果を受けて、用途の転用を伴った改修事例のみならず、増築を伴った改修事例を考察の対象に定め、現地調査とともに関連資料の収集を実施した。 パリにおける用途の転用を伴った改修事例に見られる特徴は、以下の5点にまとめることができる。 1)立面の改修事例よりはむしろ、内部空間の変更が主である。 2)内部空間の変更に伴い、延床面積を増加させた事例が比較的多い。 3)実施された建築改修が1度だけではなく、建築改修が繰り返された事例が多い。 4)保存すべき要素は最優先され、更新すべき要素は今日の新たな要素に更新されており、洋式建築にも現代建築の要素が積極的に取り入れられている。 5)保存、改築、増築、修繕、復元、破壊、解体、組立等、あらゆる手法を柔軟に組み合わせることによって、今日求められる高機能と適切な用途に対応した建築に改修されている。 さらに上記5)の特徴が顕著に見られたギャルリー・コルベール及びその一街区の建築改修については、平面の変遷を辿りながら、改修の経緯とその手法の特徴に関する考察を行った。 平成17年度及び平成18年度に現地調査を実施したパリの改修事例に関する研究を取りまとめ、各事例ごとに建築改修の概要、改修手法に関する解説、写真、図面、及び諸データからなる作品データベースを構築し公開した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)