生分解性錯体と易分離性媒体を用いたアースコンシャス汚染土壌浄化
Project/Area Number |
17760654
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Earth system and resources enginnering
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
伊藤 真由美 Hokkaido University, 大学院・工学研究科, 助教 (10339690)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 土壌汚染 / 鉛土壌汚染 / 土壌洗浄法 / 錯化溶解 |
Research Abstract |
現在,日本で行われている重金属汚染土の物理洗浄法(物理選別)は,欧米方式をそのまま採用しているが,この方法では重金属微粒子と土微粒子の物理選別ができないため,微粒群は全量,最終処分対象となり,微粒土の割合が欧米に比べて高い日本では,最終処分する微粒土が多量に発生するという問題が生じている。そこで本研究では,限られた形態の重金属しか除去できなかった既存の処理法に化学的前処理を融合させ,重金属の存在形態の転換を図ることで各種形態の重金属の物理選別を可能にする土壌処理プロセスを考案し,検討している。具体的には1)環境中で容易に分解する錯体を用いて重金属を可溶化し,2)可溶化した重金属を媒体表面にセメンテーションの原理を利用して選択濃縮し,3)この重金属が濃縮した媒体を物理選別で精度よく分離・除去する方法の開発を目的としている。 本年度は最終年度である。初年度は「模擬試料を用いた各工程の個別試験」を行い,2年度は「実汚染土壌を用いた処理試験」を行なった。最終年度(本年度)は,実汚染土壌の処理に際しての処理条件の最適化および処理を阻害する因子の検討を行い,考案した処理手法の有用性を確かめることができた。以上のように,おおよそ研究実施計画通りに研究を順調に進めることができた。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)