空間生態学の展開:空間ネットワーク構造上の生物相互作用進化の理論的研究
Project/Area Number |
17770014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ecology/Environment
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
中丸 麻由子 Tokyo Institute of Technology, 大学院・社会理工学研究科, 講師 (70324332)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 格子モデル / 協力レベルと罰行動の共進化 / 罰反応関数 / Adaptive Dynamics / コロニーベースモデル / コロニー分割比 / 情報の伝播とネットワーク / コロニー分割化 / 協力行動と罰行動の共進化 / 得点依存生存率モデル / 得点依存増殖率モデル / 分散戦略の進化 |
Research Abstract |
【1】格子モデル上での協力レベルの進化と罰反応関数の進化について:オーストリア、IIASAのUlfDieckmann博士との共同研究内容では、Adaptive dynamicsという数学的手法やコンピュータシミュレーションを用いて協力レベルや罰レベル、罰の反応関数を仮定し、罰行動によって協力レベルは進化の結果上昇するかについて調べた。格子モデルによっても協力レベルが上昇することは知られていたが、非協力者への罰によっても協力レベルが進化して上昇する事を示し、その時の最適な罰反応関数も求めた。論文はほぼ執筆も終わり、投稿直前である。 また、格子上での、ある更新ルール下での個体密度と進化ダイナミクスの関係性についても研究を行い、学会発表などを行った。論文投稿準備中である。 【2】コロニーベースモデル:アリの生活史を題材にし、コロニー単位の動態に着目してヽ環境撹乱下でのコロニーの分割比や分散距離のトレードオフの進化について研究をまとめ、Jouranl of theoreticalbiologyにて掲載された。また、空間構造の無い場合のモデルとして行列推移モデルを用い、環境撹乱下のコロニー分割比と分割タイミングに関して研究を行い、研究結果をまとめている最中である。そして空間構造がコロニーダイナミクスへ及ぼす影響についても結果がまとまりつつあり、投稿準備中である。 【3】様々な空間ネットワーク構造と生物相互作用の進化:空間ネットワーク上を伝播する情報が社会的相互作用の進化への及ぼす影響についての理論的研究については、今年度検討した結果が思わしくなく、別のモデル構築が必要であることが分かった。
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Report
(3 results)
Research Products
(22 results)
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[Book] Chapter 9 Modeling approaches to population -level ecological risk assessment. In:Population-Level Ecological Risk Asses sment2007
Author(s)
Munns, W. R. Jr., Gervais, J., Hoffman, A. A., Hommen, U., Nacci, D. E., Nakamaru, M., Sibly, R., Topping, C. J.,
Publisher
SETAC Press
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