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渓流沿い植物ドロニガナ交雑帯の集団遺伝学的解析と適応形質に関わる遺伝子の探索

Research Project

Project/Area Number 17770066
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Biodiversity/Systematics
Research InstitutionJapan Women's University

Principal Investigator

喜多 陽子  日本女子大, 理学部, 研究員 (60345262)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Keywords渓流沿い植物 / ニガナ / 集団遺伝学
Research Abstract

渓流沿い植物ドロニガナとニガナの交雑帯の集団遺伝学的解析を行った。現地調査では、ドロニガナは岩壁が切り立った渓流沿いから、砂利の川原や土に覆われた土手など多様な生育地に出現していた。形態的に典型的なドロニガナは2倍体植物で葉幅が細く流線型、全縁で、ロゼット葉を多数つけ、根が太く、ストローンをよく出し、岩上に直接生育していた。3倍体のドロニガナは、葉が比較的幅広で縁に鋸歯があり、茎葉をつけ、根が細く、岩上に着いた苔や土に生育していた。3倍体ドロニガナの起源はこれまで使っていた3つのマイクロサテライト・マーカーだけでは明らかではなかったのでAFLPマーカーを使って解析した。その起源は狭義のニガナとの交雑に由来する可能性が高いことが明らかとなった。2倍体ドロニガナでも形態変異の幅は大きいので、狭義ニガナとの間で遺伝子流入があると予測しているので、より詳細な遺伝子マーカーと形態計測、交雑実験により解析する必要がある。ある環境に十分に適応し安定した状態にある集団では自然選択の研究は難しいが、交雑などの影響で表現型の変異幅が大きい集団ではそれが可能である。2倍体ドロニガナの根、葉、と花の形態に関して量的形質の測定を行い、また乾燥に対する耐性や光合成特性など生態面での特性に関しても準備を行っている。渓流沿い環境に適応した形質に対する環境による選択圧が異なる2集団(渓谷集団と川原集団)の適応度の比較を行っている。

Report

(1 results)
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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