アイカメラを用いた注視物解析による効率的ユーザビリティ評価方法の研究
Project/Area Number |
17770215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
生理人類学
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
松延 拓生 和歌山大学, システム工学部, 助手 (70322211)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | アイカメラ / アイトラッキング / ユーザビリティ / 生理指標 / 注視物 |
Research Abstract |
本研究は、アイカメラを用いた視線分析方法を用いて、製品(ハードウェア、ソフトウェア双方)のユーザビリティ評価方法について研究を行った。眼球運動という客観的生理指標ベースのためユーザビリティ評価を行う際のデータとしての利用が期待される。本研究の目的は、アイカメラを用いて頭部・視野を固定せずに視線計測を行いながらも、ソフトウェアによる注視物自動解析処理を可能なシステムを構築し、これを用いた製品の効率的ユーザビリティ評価を可能にすることである。 研究は実際にユーザビリティ評価に応用しデータ分析方法について検討した。前年度から開発している視野画像解析システムを用いてユーザビリティ評価を行った。評価は発話プロトコル解析を併用し、ユーザが評価対象システムを操作する上で問題を感じた箇所と内容を調査した。この調査結果と視野画像の解析結果得られる注視物情報を比較・検討した。 分析方法の検討は、簡易非接触型アイカメラを用いてパソコン上の画面の評価を中心に実施した。本研究ではWebサイトを対象にユーザビリティ評価を実施した。注視物分析については注視経路、注視時間、注視分布、視線移動速度などを分析することで、ユーザが感じる問題点の評価基準とならないか検討した。意味領域に分割して実施することが可能となったため、今後認知過程の評価分析を行っていく。 これによりユーザの方略、知覚、注意、意味処理の過程についての指標として注視物情報の利用が示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)