RNAiの機構に依存するイネのシュート形成に関する解析
Project/Area Number |
17780004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Breeding science
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
佐藤 豊 名古屋大学, 生命農学研究科, 助教授 (40345872)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | イネ / シュート / RNA / 形態形成 / 茎頂分裂組織 / 低分子RNA / マイクロRNA |
Research Abstract |
本研究の目的はRNAiの機構により生じる低分子RNAシグナルとその標的となる分子の同定を行い、茎頂分裂組織形成に働く「低分子RNAを介したシグナリング」の一端を明らかにすることを目指している。 これまでに胚や頂端分裂組織の器官分化に関連のあるshootless(sh1)およびshoot organization(sho)変異体から原因遺伝子の単離を行い、RNAiに関連するタンパクをコードする遺伝子を同定した。これらは低分子RNA結合タンパクであり、結合している低分子RNAが茎頂分裂組織の分化を制御するシグナルとして機能している可能性が高い。したがって、これらのRNAを同定することにより、発生を制御するシグナル分子の生成・伝搬・受容という一連の茎頂分裂組織形成過程が明らかになることが期待できる。今年度は野生型イネから21~24ntの低分子RNAをクローニングし約1000の低分子RNAのシーケンスを得た。本年度はこの中から、マイクロRNAに分類されるものをその一次構造から分類した。さらに、マイクロRNAの前駆体がEST情報に登録されているものを選抜した。これにより、マイクロRNAとして確実に発現しているものを濃縮した。その結果、9個の新規イネマイクロRNAを同定した。この中に、シュート構築に関連するマイクロRNAが存在するか否かを現在検討中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)