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イネ突然変異体を用いたデンプン合成メカニズムの解明および新素材デンプンの開発

Research Project

Project/Area Number 17780010
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Breeding science
Research InstitutionAkita Prefectural University

Principal Investigator

藤田 直子  秋田県立大学, 生物資源科学部, 助教 (90315599)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Keywords変異体 / イネ / デンプン / アミロペクチン / スターチンターゼ / デンプン物性 / スターチシンターゼ
Research Abstract

デンプンは植物が生産する特有の構造をもったグルコース重合体であり,食品,工業材料として大量に利用されているが,その合成メカニズムは,不明な点が多い。本研究では,デンプン合成に関わる多数のアイソザイムのうち,未だに機能が不明であるものの変異体イネを単離選抜し,それらを用いてその機能を解明した。本年度は,1.登熟胚乳中のスターチシンターゼ(SS)アイソザイムの存在比を調べることで,各アイソザイムの寄与率について考察した。また,2.前年度,その性質が明らかになったSSIおよびSSIIIa変異体間の二重変異体の作成を試みた。
1.野生型,SSI変異体およびSSIIIa変異体のイネ登熟胚乳から得られた可溶性抽出液を陰イオン交換カラムで部分精製し,各フラクションのNative-PAGE/SS活性染色を行った。野生型ではSSIが約6割のSS活性を占め,直鎖伸長の最も主要な酵素であることが明確になった。また,SSIに次いでSSIIIaが約3割の活性を示した。一方,SSIおよびSSIIIaのいずれでもないバンドも検出されたが,これらはマイナー成分であった。SSIは,溶出塩濃度,移動度の異なる複数のバンドが存在することが明確になり,翻訳後修飾されていることが予想された。
2.SSI変異体とSSIIIa変異体の交配後代からSSIが完全に欠失し,さらにSSIIIa活性が低下したイネの種子を得ることができた。これらの胚乳アミロペクチンの鎖長分布,糊化温度は,SSI一重変異体とは全く異なっていたものの,種子重量は,野生型とほとんど変わらなかった。このことから,残りのSSIIIaと他のSSアイソザイムが直鎖伸長を相補していることが示唆された。また,これらの胚乳デンプンが新規構造デンプンとしての利用可能であることを示唆した。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 変異体を用いたイネスターチシンターゼの機能解析2006

    • Author(s)
      藤田直子ら
    • Journal Title

      育種学研究 8・別冊2

      Pages: 52-52

    • Related Report
      2006 Annual Research Report
  • [Journal Article] Function and characterization of starch synthase I using mutants in rice2006

    • Author(s)
      Fujita et al.
    • Journal Title

      Plant Physiology 140(3)

      Pages: 1070-1084

    • Related Report
      2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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