水田雑草のスルホニルウレア系除草剤抵抗性遺伝子の動態に関する分子生態学的研究
Project/Area Number |
17780016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Crop science/Weed science
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
大迫 敬義 京都府立大学, 農学研究科, 講師 (80363969)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | コナギ / スルホニルウレア系除草剤 / 除草剤抵抗性突然変異 / アセト乳酸合成酵素遺伝子 |
Research Abstract |
コナギMonochoria vaginalisのアセト乳酸合成酵素遺伝子(ALS)の塩基配列の単離ならびに多様性の解析を行った。昨年度部分配列を単離したALS4について、ほぼ全長の構造を決定し、スルホニルウレア系除草剤(SU)抵抗性ならびに感受性生物型について塩基配列を決定し、比較を行った。同遺伝子のコード領域に1塩基置換が見られ、本遺伝子は偽遺伝子化していることが示唆された。一方、ALS4の塩基多様度はこれまで調査した4個のALS遺伝子の中で最も低い値を示した。 これまで単離した4個のALS遺伝子の発現の有無を推測する目的で、本葉由来の全RNAを用いてRT-PCRを行ったところ、4遺伝子とも転写活性を有することが確認された。また、ゲノミックサザン分析の結果、コナギは同遺伝子を6コピー有すると推定された。 SU抵抗性ならびに感受性生物型集団における遺伝的多様性の高感度での検出を目的として、コナギのマイクロサテライト(SSR)マーカーの開発を行った。濃縮ライブラリーから96クローンを抽出し、塩基配列を決定したところ、64クローンがSSRモチーフを含んでいた。そのうち31クローンについて特異的プライマーを設計し、PCR増幅を試みたところ、2遺伝子座についてのみ増幅が認められた。この増幅効率の低さがいかなる要因によるものかは不明である。効率改善に向け今後手法の改良が求められる。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)