大麻(アサ)の医薬化合物高生産を目的とした分子育種
Project/Area Number |
17780075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied biochemistry
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido (2007) The University of Tokyo (2005-2006) |
Principal Investigator |
高上馬 希重 Health Sciences University of Hokkaido, 薬学部, 准教授 (80342781)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | アサ / THCA / 分子育種 / 分子生物学 / 組織培養 / 毛状根 / GFP |
Research Abstract |
大麻(アサ、Cannabis sativa L.)に特異的に含まれるカンナビノイド化合物は、重篤な痛みをともなう疾病に対する鎮痛薬として効果的であることが近年立証されつつある。カンナビノイド化合物中で最も作用の強い物質はtetrahydrocannabinol(THC、植物体内ではTHCA)である。本研究ではアサ植物内におけるTHCAの生合成をつかさどる酵素の遺伝子であるTHCA生合成酵素遺伝子に注目した。THCA生合成酵素遺伝子はゲノム上にイントロンを介在しないエキソンのみで構成されており、1638bpのフラグメントであった。この遺伝子はDNA配列のわずかな違いから、「I型」と「II型」に大別された。「I型」遺伝子はTHCA生合成酵素としての機能を有しており、「II型」遺伝子はTHCAを生合成しないと考えられた。複数のアサ系統のTHCA含有量とDNA解析を行った結果、「THCAを高含量で含むアサ系統」のDNAには「I型」遺伝子が検出された。しかしながら、「THCAを含まない系統」においては「I型」遺伝子が検出されなかった。さらに「THCA高含量系統」と「THCAを含まない系統」の雑種(F1世代)のDNAには「I型」遺伝子が検出された。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)