アルツハイマー病予防食材としてのプラズマローゲンの生理作用解明
Project/Area Number |
17780096
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Food science
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
西向 めぐみ 北海道大学, 創成科学共同研究機構, 特任助手 (40374730)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | プラズマローゲン |
Research Abstract |
前年度に引き続き、プラズマローゲンの供給源としてラット盲腸内腸内細菌に注目して実験を行った。Melibioseと同じく、Bifidobacteriumが資化すると言われているrafinoseの群を新たに設け、melibioseの再現実験をおこなった。日本SLCのWistar-STラットに3%のmelibioseまたはrafinoseをを添加した飼料を4週間与えた。Melibiose、 rafinose摂取群でコントロール群に比べ盲腸内容物中プラズマローゲン量が増加した。DGGE法による菌叢解析パターンも顕著に異なり、Bifidobacteriumに特異的なprimerでPCRを行ったところ、コントロール群ではほとんど増幅が見られなかったが、melibiose、 rafinose摂取群では顕著な増幅が見られた。このことから、Bifidobacteriumがプラズマローゲンを産生、もしくは菌体内に多く保持してることが示唆され、今後、Bifidobacterium内の種で検討を行っていく。 神経芽細胞腫であるNeuro-2Aを用い、神経細胞死抑制効果を評価することで、アルツハイマー病への予防効果を検討した。Neuro-2Aを無血清培地または通常の血清の入っているで培養、プラズマローゲンなど様々なリン脂質を添加、細胞増殖の試験法であるWST-1法で神経細胞死抑制を評価した。通常の血清入りの培地では、どのリン脂質にも添加による影響は見られなかった。しかし、無血清培地で培養し、Neuro-2Aの細胞死を確認した系にリン脂質を添加したところ、標品のプラズマローゲンではアポトーシス抑制効果は見られなかったが、牛脳から抽出したリン脂質画分や大豆性ホスファチジルコリンを添加した群で抑制効果が見られた。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)