魚類始原生殖細胞の細胞工学的改変による育種技術の開発
Project/Area Number |
17780146
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
斎藤 大樹 北海道大学, 大学院水産科学研究院, 博士研究員 (90396309)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 始原生殖細胞(PGCs) / 借腹生産 / 細胞工学 / 生殖系列キメラ / 水産育種 / セルソーティング |
Research Abstract |
本研究は、細胞工学的育種を魚類へ適用することを目的としている。育種の素材として始原生殖細胞(PGCs)に注目し、PGCsに対する細胞工学的技術の開発を目指した。平成18年度では、以下の項目に重点を置き、研究を行った。 1.細胞融合 ゼブラフィッシュの受精卵にGFP-nos1 3'UTR mRNAを顕微注入し、PGCsを可視化した。10体節期の胚細胞を解離し、電気細胞融合装置による融合実験に供した。蛍光顕微鏡下で、GFP-PGCsと胚細胞との融合を試みた。その結果、細胞同士を融合させることは可能であったが、操作直後に破裂し機能的な融合細胞を得るととが出来なかった。一方、キンギョの胚細胞では生存性の融合細胞が得られることから、魚種による胚細胞の性状の違いが融合条件に影響を与えていると考えられる。いずれにせよ、胚細胞のPGCsの数は極めて少なく、大量に調整した細胞をランダムに融合させその中から融合したPGCsだけを選択する、といった操作は出来なかった。セルソーターによりPGCsを分取しても数千個レベルの濃縮が限度であり、効率的な細胞融合は困難であった。 2.移動能力を失った生殖系列細胞への移動能の付加 細胞融合技術は効率的に個体を改変できる、極めて重要な技術である。今後は、大量に増殖できる生殖系列の培養細胞株を用いて融合実験を行うことで、本研究が明らかにした手法上の問題を克服できると考えられる。しかし、培養した生殖系列細胞は移動能力が極めて低く、移植による生殖系列キメラの作出は困難である。そこで本研究では、生殖腺への移動に重要な役割を果たしているcxcr4に注目し、この因子により移動能力を失った細胞に移動能力を付加する方法を考えた。生殖系列細胞でcxcr4を強制発現させるために、cxcr4-nos1 3'UTRコンストラクトを作製した。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)