プロバイオティクス乳酸菌を利用した新規の抗肥満食品の開発
Project/Area Number |
17780203
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Zootechnical science/Grassland science
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
本 三保子 Wayo Women's University, 家庭学部, 講師 (30322613)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 乳酸菌 / ヨーグルト / 中性脂肪 / インスリン / 血糖値 / ヒト / プロバイオティクス / 抗肥満作用 / 脂肪吸収低下 |
Research Abstract |
【目的】肥満や高血糖、高血圧、脂質代謝異常などの生活習慣病は独立した疾病でなく、併発により冠動脈疾患や脳血管疾患のリスクを飛躍的に高めることが知られている。平成17および18年度はプロバイオティクス乳酸菌の摂取により自然発症肥満マウス、高脂防食誘導肥満マウスに対する抗肥満作用、抗糖尿病作用を明らかにした。そこで平成19年度はプロバイオティクス乳酸菌を含むヨーグルトの摂取が健常人の食後の中性脂肪、血糖値、インスリン値に及ぼす影響を検討した。 【結果】健常女性24名(20-34歳)にプロバイオティクス乳酸菌であるLactobacillus rhamnosusGGを含むヨーグルトまたは水の飲用試験をクロスオーバーさせて行い、パン食摂取後の中性脂肪、血糖値、インスリン値を測定した。その結果、ヨーグルトの飲用によりパン食摂取後の中性脂肪に影響はみられなかったが、食後30分の血糖値上昇が有意に抑制された。特にパン食と水摂取30分後の血糖値が平均値(123 mg/dL)より高い被験者において血糖値の上昇が有意に抑制され、インスリン値の上昇も抑制傾向を示した。従って、プロバイオティクス乳酸菌であるLactobacillus rhamnosusGGを含むヨーグルトの摂取は食後高血糖、高インスリン血症の軽減に有効である可能性が示唆された。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)