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2色の蛍光蛋白を用いたトキソプラズマ原虫の脳内再活性化原発部位の可視化

Research Project

Project/Area Number 17780227
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Applied veterinary science
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

高島 康弘  岐阜大学, 応用生物科学部, 助教授 (20333552)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywordsトキソプラズマ / 再活性化 / 蛍光蛋白 / 潜伏
Research Abstract

トキソプラズマ原虫に緑色蛍光蛋白(GFP)および赤色蛍光蛋白(DsRed Express)遺伝子を組み込み、安定してこれらの蛍光蛋白を発現する組換え体を得ることに成功した。これらの株は数ヶ月以上に及ぶin vitroでの継代培養を経ても安定して蛍光を発しており、遺伝的にかなり安定であることも確認できた。加えてマウスに感染させた場合も宿主組織内で強い蛍光を発しており、in vivo感染時にも安定して蛍光を発することが確認できた。さらにこれらの組換え原虫を精製し、フローサイトメーターにて蛍光を観察したところ、トキソプラズマで発現される緑色蛍光と赤色蛍光は明瞭に区別できることが明らかとなった。これまで作成された赤色蛍光発現トキソプラズマは緑色波長への漏れ込みが問題となり、簡便に2色を識別できなかったが本研究で得た株により、このような区別がはじめて可能となった。
これらの組換え原虫がマウス脳内でも明るい蛍光を発するところまでは確認できたが、当初計画で予定していた再活性化原発部位を特定するまでには至らなかった。これはマウスへの感染実験において潜伏状態に導入するまでに予想外の長期間を要したためであるが、この部分は現在も引き続き実験中であり近く達成できる見込みである。
本研究によりトキソプラズマの宿主体内動態を研究するための強力なツールを得ることができた。研究期間内に論文として出版は出来ていないがすでに投稿準備中であり平成19年度には本研究の成果を論文に発表できる予定である。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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