脳及び眼形成過程での神経細胞の増殖・分化機構におけるFGF19の役割の解明
Project/Area Number |
17790061
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
三宅 歩 京都大学, 薬学研究科, 講師 (40346044)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | FGF / ゼブラフィッシュ / 脳・神経 / 眼形成 / GABA作動性ニューロン / オリゴデンドロサイト / 水晶体線維細胞 / 細胞分化 / 前脳形成 / 神経分化 / GABA作動生ニューロン |
Research Abstract |
FGF familyとしては現在22種類のFGFがhuman/mouseで同定されている。このうちFGF19はhuman及びmouseの脳に発現しているが機能が明らかにされていなかった。これまでに、zebrafishを用いた機能阻害実験によりFgfl9が前脳においてHhシグナル伝達経路の下流でdlx2の発現を制御することにより、GABA作動性ニューロンとオリゴデンドロサイトの分化に関与していることを明らかにしている。Fgf3及びFgf8も前脳形成に関与していることが報告されている。そこで、Fgf3、Fgf8機能阻害胚及びFgf19機能阻害胚におけるGABA作動性ニューロンのマーカーgadlとオリゴデンドロサイトのマーカーolig2の発現パターンを比較することにより、GABA作動性ニューロンとオリゴデンドロサイトの分化におけるFgf3及びFgf8とFgf19との関係を検討した。その結果、Fgf3およびFgf8も前脳におけるGABA作動性ニューロンとオリゴデンドロサイトの分化に必要であったが、Fgf19の方がより必要性が高いことが示された。さらに、Fgf19機能阻害胚においてth(ドパミン作動性ニューロンのマーカー)の発現が増加していることも明らかにした。また、Fgf19機能阻害胚では眼の形態的異常が認められることから、さらにFgfl9が水晶体と網膜において細胞増殖と細胞死に関与しているか検討した。その結果、Fgf19は水晶体と網膜のどちらにおいても細胞増殖には関与していないが、細胞の生存維持に関与していることが明らかになった。また、Fgf19機能阻害胚において水晶体線維細胞の分化マーカーc-mafの発現が減少していることから、Fgf19が水晶体線維細胞の分化に関与していることも明らかになった。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)