ジアシルグリセロールキナーゼγによるRacl活性調節機構の解明
Project/Area Number |
17790196
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
安田 智 札幌医科大学, 医学部, 助手 (20381262)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | リン脂質 / 細胞内情報伝達 / 酵素 |
Research Abstract |
ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)はジアシルグリセロールをリン酸化しホスファチジン酸(PA)を産生する酵素である。DGKγは触媒活性依存的にRhoファミリー低分子量GタンパクであるRac1の活性を低下させ葉状仮足形成を抑制する。しかしながら、DGKγとRac1を機能的に仲介するエフェクター分子は不明であった。β2-chimaerinはRac特異的GTPase activating protein(GAP)であり、in vitroでPAのような酸性リン脂質により活性化されるため、そのエフェクター分子としてβ2-chimaerinに着目した。DGKγおよびβ2-chimaerinを発現させた細胞を上皮成長因子(EGF)で刺激したところ、DGKγとβ2-chimaerinは選択的な相互作用を示した。また、EGF刺激に応答してDGKγとβ2-chimaerinは共に細胞膜に移行し、それらの細胞内局在は一致した。さらに、DGKγを発現することにより、このEGF依存性のβ2-chimaerinの細胞膜への移行が促進された。興味深いことに、EGF刺激によりDGKγは触媒活性依存的にβ2-chimaerinのGAP活性を上昇させた。これらの結果は、成長因子刺激によりDGKγとβ2-chimaerinの相互作用が促され、DGKγによって産生されたPAがβ2-chimaerinを活性化し、結果的にRac1活性が抑制されることを示唆している。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)