Project/Area Number |
17790260
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental pathology
|
Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
森 弘樹 浜松医科大学, 医学部, 助手 (40397435)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2006
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | Eph / Ephrin / 大腸癌 / DNA methylation |
Research Abstract |
Eph familyの中で、大腸癌症例において、腫瘍部での発現が低下していることが示されているEphA7の解析を行っている。 細胞生物学的な解析にあたり、pQCXIN vector (retro virus vector)を用いた発現vectorを制作した。制作されたものはEphA7のC端にEGFPのついたEphA7-EGFP、 Ephrin binding domainのないEphA7(-Elbd)-EGFP、 Extracellular domainのないEphA7(-etracellular)-EGFP、 kinase domain以下のないEphA7(-KD)-EGFP、 SAm domain以下のないEphA7(-SAM)-EGFPとcontrolのEGFPである。 上述のものを、大腸癌細胞株HCT116を用いて解析を行った。HCT116はEphA7がhypermethylationによって発現低下していることが示されている。さらに今回、EphrinA1-5がmRNAレベルで発現していることが確認された。 各constructがHCT116でどのように局在するか観察した。その結果、全長、-KD、-SAMで細胞膜に局在した。これは一般的にいわれていることと矛盾しない。しかし、-Elbdや-extracellularで細胞内にびまん性に局在した。これはEphA7のN端側に膜移行signalがあるといわれていることに矛盾しない。 細胞挙動については、細胞増殖やsoft agarにおいてEphA7とcontrol間で差が認められ、EphA7がある方が細胞増殖は抑制され、colony形成も抑制された。 今後それぞれのdomainを削ったものにおける細胞挙動の差を観察し、expression arrayや免疫共沈法等でEphA7発現低下における癌進展のsignal経路を同定する。
|