バックフラッシュ/カラムスイッチング法による血中薬物及び代謝物の迅速一斉分析
Project/Area Number |
17790417
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Legal medicine
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
有信 哲哉 愛知医科大学, 医学部, 講師 (30329776)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | カラムスイッチング / 高速液体クロマトグラフィー / 質量分析法 / 血中薬物 |
Research Abstract |
本年度は,ヒト血清試料の直接注入を可能とするバックフラッシュ/カラムスイッチングシステムの構築と,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)/質量分析法(MS)の諸条件の再検討を行った。本システムでは,トラップカラムとしてWaters社製Oasis HLBカートリッジカラムを,分離分析用カラムとしてMerck社製Chromolith Performance RP-18e(100x4.6mm i.d)を採用した。また,本システムにおいては,サンプル注入量を400μLに設定することが可能となった。本手法の評価を,ヒトブランク血清にフェノチアジン標品を添加したサンプルを用いて行った。その結果,目的成分であるフェノチアジンは漏出することなくOasis HLBカートリッジカラムに保持され,一方タンパク質成分は3分以内に溶出することを確認した。また,移動相として0.1%ギ酸含有アセトニトリルを用いたステップグラジェント法により,6種のフェノチアジンを18分以内に溶出させ,さらに相互分離させることが可能となった。さらに,Chromolith Performance RP-18eカラムの使用により,流速を最大4.0mL/minに設定することが可能となり,分析終了後のカラムの洗浄と平衡化を通常の約1/4に時間短縮させることに成功した。MS装置のインターフェイスはSSIを使用した。SSI/MSによるフェノチアジンのマススペクトルでは,プロトン化分子イオンがべースピークとなり,検出限界は血清において,0.02-0.09mg/Lであった。定量性においても,Within-day, Day-to-day等の調査を詳細に行った結果,本システムは法中毒学分野においても応用可能であることが明らかになった。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)