遺伝子改変動物を用いたオステオアクチビンの肝発癌・線維化に及ぼす影響の解析
Project/Area Number |
17790456
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
蓮池 悟 宮崎大学, 医学部, 助手 (50381067)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | オステオアクチビン / 肝線維化 / マイクロアレイ / 肝発癌 / マイクロアレイ解析 |
Research Abstract |
オステオアクチビン(OA)が肝線維化ならびに肝発癌におよぼす影響を検討するために以下のような検討をおこなった。 1.肝臓特異的にOAを強発現するトランスジェニックラットの作成に成功した。 2.上記トランスジェニックラットにコリン欠乏食を投与することで肝線維化〜発癌モデルを作製し、肝線維化におよぼす影響を画像的評価ならびにハイドロキシプロリン含有量を指標として検討した結果、OA強発現が線維化を抑制する可能性が示唆された。 3.活性化星細胞に関する検討では、OA強発現はその活性化星細胞の数を減少させる結果をえた。 4.上記トランスジェニックラットから得られた肝組織を用いてマイクロアレイ解析を行った。その結果OAの強発現で発現量が亢進・抑制される遺伝子プロファイルを得ることができた。 5.4.で得られた結果よりOA強発現ではTIMP-1、-2やPDGFR-α、-βなどといった線維化のkeyとなる分子の遺伝子発現が抑制されていることを確認し、うちTIMP-1とPDGFR-αのタンパク発現も抑えられていることを確認した。 上記よりOA強発現は肝線維化を抑制し、その作用は肝線維化に寄与する遺伝子の発現抑制と関連することを見出すことができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)