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新規スカベンジャー受容体CL-P1の機能解析-動脈硬化との関連について

Research Project

Project/Area Number 17790478
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Circulatory organs internal medicine
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

小山 聡  旭川医科大学, 医学部, 研究生 (50276432)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
KeywordsCL-P1 / スカベンジャーレセプター / 酸化ストレス / 虚血性再潅流 / HUVEC / スカベンジャー受容体 / 虚血 / 再灌流 / 低酸素負荷 / 再酸素化 / vWF / Sprague-Dawley rats / 血管内皮 / RT-PCR法
Research Abstract

若宮らが発見した新規スカベンジャー受容体であるCL-Pl(J Biol Chem2001.)の,虚血/再灌流モデルにおける動態をLOX-1と比較し,CL-P1の血管における虚血性血管障害における意義を検討した.
In vitroの実験はヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVECs)を用いた. HUVEC低酸素酸素負荷は,窒素ガスでバランスをとった5%二酸化炭素ガスを専用培養器内に流入させることにより作成した.RT-PCR法での検討では,CL-PI mRNAおよびLOX-1 mRNAは低酸素/再酸素化刺激により,コントロールに比して有意にその発現が上昇した.しかしLOX-1は負荷直後より発現の上昇が認められ,負荷後24時間をピークに低下したのに対し,CL-PI InRNA発現の上昇は負荷後72時間よりはじまり,負荷後120時間でもなお,発現上昇の状態が続いていた.
In vivoの実験は体重250gの雄性SDラットを用いた.ラット頸動脈の虚血/再灌流負荷は,ラット右総頸動脈を露出し,内頸動脈分岐部および同部位から心臓側に約1cmの部位の2箇所をクリップを用いて閉塞し,虚血とした.虚血30分後にクリップを外すことにより再灌流とした.ラット総頸動脈におけるCL-PlmRNA(RT-PCRによる)は,虚血/再灌流負荷により,コントロールに比して48時間後から著明にその発現が上昇し,そのピークは72時間後であった.一方,LOX.1mRNAは再灌流後12時間より上昇し,24時間をピークに減少し,72時間以降は検出閾値以下だった.また,免疫染色ではCL-P 1は血管内皮に分布し,虚血再灌流によって3目後からその発現が顕著に増加し,7日目においてピークに達した.
DIラベルした酸化LDLとの結合実験では,虚血雁灌流負荷後の血管内皮のCL-P1の発現増加部位に一致して酸化LDLの結合が上昇していた.
以上の結果は,今まで報告されている誘導型スカベンジャー受容体とは異なる新たな機能をもつ可能性があり,CL-P1の機能解析はスカベンジャー受容体の新しい機能の解明につながると考えている.

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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