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マイクロアレイによる遺伝子発現情報に基づく肺気腫遺伝子の検索

Research Project

Project/Area Number 17790540
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Respiratory organ internal medicine
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

中島 隆裕  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70306702)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Keywordsマイクロアレイ / 遺伝子 / 肺気腫
Research Abstract

約200人の日本人喫煙者において、COPDの進展を抑制的に作用すると考えられているTGF-β1の1塩基多型(-509C/T)と(869C/T)をRFLP法により決定し、その頻度を検討し、肺機能指標との関連について解析した。-509Tアレル頻度はCOPD群49.2%、対照群55.8%と対照群で高い傾向を唱認めたが、869Cアレル頻度はCOPD群48.9%、対照群52.5%と差を認めなかった。肺機能指標とはいずれも有意な相関を認めなかった。日本人ではCOPD群、対照群ともに欧米人より頻度が高い傾向にあり、これらの結果、TGF-β1多型の日本人におけるCOPDへの関与は相対的に少ないものと考えられた。
次に気道上皮細胞の接着、増殖、アポトーシスに関与し、COPDの病態を修飾する可能性があるE-Cadherinについて、転写効率に影響を与えるE-Cadherinプロモータ領域の1塩基多型(-160C/A)をRFLP法により決定し、その頻度を検討し、肺機能指標との関連について解析した。
遺伝子型はC/C92名(65%)、C/A41名(29%)、A/A9名(6%)であった。C/C群とC/AまたはA/A群の比較では、FEV<_1.0>(2.02vs. 1.71 L, p<0.05)、DL<_co>(16.8 vs. 13.7 ml/min/mmHg, p<0.05)ともにC/AまたはA/A群で有意な低下を認めた。この結果より、Aアレルを持つ症例では気道上皮の傷害と再生のプロセスに問題が生じ、肺機能障害がより進展する可能性が示唆された。
さらにSilvermanらが報告したSERPINE2遺伝子について、ARMS法とシークエンスにより、その頻度を検討した。SERPDE2遺伝子1塩基多型rs6747096Cアレルの頻度はCOPD群で33.3%、対照群で20.6%とCOPD群で高い傾向を認めた。現在肺機能指標との関連について解析中である。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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