Project/Area Number |
17790630
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Endocrinology
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
渡邉 昌樹 埼玉医大, 医学部, 助手 (00364787)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | ANGPTL3 / インスリンシグナル / FAO細胞 |
Research Abstract |
1)インスリン作用の減弱がANGPTL3の発現にどのように影響を与えるかどうかにつき、FAO細胞(ラット肝細胞癌由来の継代細胞)とマウス肝臓の初代培養、これら2種類の細胞に対して、インスリンを24時間投与し、ANGPTL3の発現量をノザンブロット法にて検討したところ、FAO細胞において約43%の発現の減少、マウス肝臓の初代培養においては、約70%ものANGPTL3の発現低下が見られ、さらにこれらの効果は、wortmanninによって阻害された。以上からインスリンによるPI3Kカスケードの活性化がANGPTL3の発現量を負に制御していることがわかった。2)ANGPTL3の脂肪細胞に対する作用を検討するため、アデノウイルスを用いて3T3-L1細胞に発現させてみたが、インスリン作用には全く影響を与えないため、COS細胞に発現させた上清からのANGPTL3の蛋白精製法を試みた。EGPコンポを用いた濃度勾配法によって、数種類のクロマトグラフィーを組み合わせる(ゲルろ過、Qカラム、疎水性など)ことにより、ANGPTL3の精製を試みており、現在までのところ、数mgまでの蛋白を精製するまで至っており、今後、スケールを大きくすることにより、純度の高いANGPTL3の精製法の確立を目標としている。
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