Project/Area Number |
17790642
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
村田 誠 名古屋大学, 医学部附属病院, 助手 (40378063)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | マイナー組織適合性抗原 / HLA / Tリンパ球 / GVHD / UGT2B17 / 造血幹細胞移植 / GVL効果 / ペプチド |
Research Abstract |
以前我々は造血幹細胞移植患者の移植後末梢血からHLA-A*2902拘束性のマイナー抗原特異的細胞傷害性Tリンパ球(CTL)クローンPL8を分離し、その標的抗原として新規マイナー抗原UGT2B17遺伝子由来10merペプチドを同定し報告した(J Exp Med,2003)。 今回我々は同一患者末梢血から別のCTLクローンPL10(HLA-B*4403拘束性)を分離した。このCTLクローンもまた、以前報告した10merペプチドと全く同一のペプチドを認識していた。このペプチドはB*4402分子に対してもB*4403分子とほぼ同程度の結合能を示したことから(ペプチド結合試験)、UGT2B17由来マイナー抗原はHLA-A*2902、B*4403、B*4402の3つのHLA分子上に提示されることが示された。 PL10CTLは、合成した10merペプチドを高濃度でパルスしたB*4402陽性/B*4403陰性/UGT2B17陰性細胞を傷害したが、B*4402陽性/B*4403陰性/UGT2B17陽性細胞は傷害しなかった。この理由として、UGT2B17/B*4402分子複合体の細胞表面密度が低い可能性、あるいはUGT2B17/B*4402分子複合体とUGT2B17/B*4403分子複合体の立体構造が異なる可能性などが考えられ、免疫学的にも興味深いと思われ現在解析を続けている。 この患者は移植後に肝と腸を含むGVHDを発症した。UGT2B17は肝と腸で高発現しており、かつUGT2B17を標的とする複数個のCTLクローンが分離されたことから、このUGT2B17マイナー抗原はGVHDの発症に重要な役割を果たしていると考えられた。 以上の内容を論文発表した(Transplantation, accepted)。
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