Project/Area Number |
17790966
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
相原 英夫 神戸大学, 大学院医学系研究科, 医学研究員 (40359865)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | βアミロイド / ラット海馬切片 / axonal stretch injury |
Research Abstract |
whole-cell patch-clumpにてNMDA, AMPA, GABA, Achなどの神経伝達物質の電流解析を行うため、マウス海馬の錐体神経細胞の単離培養およびラット海馬切片の組織培養を行った。培養条件のうち、培養温度については従来より指摘されているように、34度の低温の方が特に組織培養系で生存率が良い事が確認できた。血清濃度と至適培養温度について比較検討し、血清濃度は通常より高い20%が実験に適している事が判明した。培養後一週間でβアミロイド投与の有無による神経細胞死の評価を行い、神経細胞死が誘導されることが示唆された。同様の実験系を海馬スライス培養系を用いて確立する。また、axonal stretch injury modelをラット皮質からの神経培養を用いて行ったが、現時点で有意な結果を得るところまで解析は進んでいない。今後の追加実験が必要である。 βアミロイドに関連して、体循環からの骨髄由来細胞の脳損傷部位への動員をGFP遺伝子導入マウスの骨髄細胞を5FU処置マウスの末梢血に注入しキメラマウスを作成、collagenaseを線条体に定位的に注入し脳内出血を作製し解析した。出血後day28まで脳切片中の骨髄由来細胞の出現と消退について観察した。出血後1-3日では血腫内に末梢血中のGFP(+)の白血球が観察された。免疫染色にて、血腫周辺にて一過性にvWF(+)の管腔形成に骨髄由来細胞は関与した。また、Iba-1(+)細胞の出現をday8から認めこれはday28まで続いた。一方、GEAP、Neu-Nに対しては骨髄由来細胞は陰性であった。骨髄由来細胞が神経系細胞へ分化する可能性については議論が多いが、今回の実験系では組織学的レベルで神経系細胞への分化は確認できなかった。
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