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脳浮腫に果たす水チャネル(アクアポリン)の機能解析

Research Project

Project/Area Number 17791047
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Anesthesiology/Resuscitation studies
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

田村 哲也  名古屋市大, 医学(系)研究科(研究院) (90381889)

Project Period (FY) 2005 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords中枢神経 / 脳浮腫 / アクアポリン / アストロサイト
Research Abstract

脳において水チャネルアクアポリン4(AQP4)は水の移動だけでなく、脳浮腫の進行に関与することが報告されている。一方、種々のサイトカインが脳浮腫の発生に関与していることもよく知られている。そこで、本研究では、脳損傷時に放出されるサイトカイン(IL-1β)によるAQP4の発現変化とその変化の機序を細胞内情報伝達系に注目して検討した。脳浮腫におけるIL-1βとAQP4との関係を明らかにすることにより、AQP4発現調節を主眼においた新しい脳浮腫治療法確立の手掛かりを得ることを目標にした。
平成18年度の成果を以上に示す。
(1)培養AstにおけるIL-1βによるAQP4の発現調節機構
17年度の検討により、NF-κB阻害薬のみIL-1βによるAQP4発現増強を抑制することがわかっていた。さらなる検討の結果、IL-1βによるAQP4発現増強は、NF-κBを介した転写の増強によるものであることが明らかとなった。IL-1βは、レセプタを介してNF-κBを活性化、その結果AQP4の転写活生が活発化することが証明された。
(2)脳損傷モデルにおけるIL-1βによるAQPの発現調節
様々な脳損傷モデルにおいて検討する前に、IL-1βのラット脳により、AQP4の発現変化が生じるかどうかを検討した。ウエスタンブロット法や免疫組織化学染色により、IL-1βをラット脳室内に投与すると、AQP4の発現は増強することが明らかとなった。今後、様々な脳損傷モデルにおいて調査を行っていく予定である。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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