Project/Area Number |
17791094
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
佐々木 秀郎 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (30386990)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 膀胱腫瘍 / 腫瘍マーカー / マイクロアレイ / 遺伝子 / siRNA |
Research Abstract |
本研究は膀胱腫瘍に対する新規腫瘍マーカーの発見を目的としている。実験は(1)候補遺伝子の抽出(2)候補遺伝子の絞込み(3)候補遺伝子の検討の作業から成り立っており、昨年度はまず(1)の候補遺伝子の抽出を行なった。候補遺伝子抽出の方法としは遺伝子を網羅的に解析することが可能であるマイクロアレイ法を使用することにした。前年度の検討で、尿中から採取したRNAでは量・純度ともにマイクロアレイ解析に供することが困難であると考えられたので、候補遺伝子を絞り込むための陰性コントロールとして正常者の膀胱洗浄液を用いて検討したところ、解析可能量のRNAを抽出することが出来た。そこで、膀胱腫瘍の細胞株であるRT4、T-24を陽性コントロール、正常患者の膀胱洗浄液から採取したRNAを陰性のコントロールとしてマイクロアレイ解析を施行した。解析はaffymetrix社のHuman Genome Focus Array(8500遺伝子)を用いた。現在までに、陽性コントロールで発現し、陰性コントロールで発現していない遺伝子を選択し125の候補遺伝子を選択することができた。候補遺伝子の中で2つの具体例を挙げると、すでに膀胱腫瘍の尿中腫瘍マーカーとして有用であると報告されているautocrine motility factor receptorや腫瘍マーカーとしての検証はなされていないものの、すでに膀胱腫瘍での増幅が知られ悪性度や浸潤度にも関与しているといわれているMYC遺伝子も候補遺伝子として選択されてきており、今後その他123遺伝子の検討を行なうことにより新しい尿中腫瘍マーカーが発見できるものと考えている。
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