Project/Area Number |
17791100
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
二神 真行 弘前大学, 医学部附属病院, 助手 (10333741)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | メラトニン / 副作用軽減 / 抗癌剤作用増強 / 抗癌剤作用増強効果 |
Research Abstract |
当院倫理委員会承認のもと、化学療法を行う卵巣癌患者に対してメラトニンの内服投与を行い、その副作用軽減効果について主に検討した。また予後に関しても症例の追跡機感が短いが順次追跡していく予定である。 メラトニンはアメリカでは、FDAで承認されているためドラッグストアで購入できるものではあるが、日本では購入不可能であり、アメリカから取り寄せとなっていったが、安定的に入手することが可能となった。ただし一括では購入できない製品であるため、順次取り寄せている状態である。 検討期間中の当科での卵巣癌治療症例は少なかったが、なんとか現在までに当院倫理委員会承認のもと、4名の卵巣癌患者での検討を行いえた。また現在2名が登録中である。 症例数増加のため、初発卵巣癌のみではなく、再発例・腹膜癌についても同様のことが可能となるよう倫理委員会に巾請中である。これにより飛躍的に解析症例がふえることが期待され、十分なデーターが今年の夏までには出る予定である。 また副作用の効果判定には、いわゆるNCI-CTCVer2.0に加え、独自のスケールを開発し、副作用を点数化することが可能となり、現在これを用いて評価している。 これまでのデーターでは、卵巣癌4例中、3例において副作用の軽減を認めた。副作用の内容としては不眠の改善、吐き気の軽減、しびれの軽減が認められた。前同よりもはるかに軽減した症例も認めた。脱毛については変化なかった。ただし1例はむしろ副作用強かったという症例も存在しており、今後詳細な内容について検討していく予定である。 また1例の卵巣癌の死亡があり、その他の方は3例とも生存中である。うち2例は無病生存、1例は担癌生存である。 今後上記データーをまとめて、症例を追加し20例前後の症例登録をめざしたい。
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