嗅覚障害に対するステロイドの作用機序に関する臨床的基礎的研究
Project/Area Number |
17791209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
藤井 恵美 兵庫医科大学, 医学部, 研究生 (70388825)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 嗅覚障害 / ステロイド / 慢性副鼻腔炎 / 感冒罹患後 / T&Tオルファクメトリー / 静脈性嗅覚検査 / 嗅覚識別検査 / T&Tオルファクトメトリー |
Research Abstract |
嗅覚障害に対する治療法、現在ステロイドを中心とした治療が一般臨床で行われている。ステロイドの協力な抗炎症作用が、呼吸性・嗅粘膜性嗅覚障害である嗅裂炎や副鼻腔炎に対して有用であることは良く知られるところである。しかし、嗅神経性嗅覚障害と考えられる感冒罹患後や原因不明例で嗅裂に炎症初見の無い例に対する効果発現機序については不明である。また、今までのステロイド治療における治療成績の報告は自覚症状を中心としたものがほとんどで、ステロイドの種々の投与法(点鼻・経口・局所注射)での治療の成績の比較検討がなされていない。 (1)慢性副鼻腔炎、感冒罹患後の嗅覚障害者を、ステロイド点鼻療法、ステロイド内服療法、ステロイド局所注射の3群にランダムに分け、治療成績を比較検討したところ、ステロイド局所注入両方の効果が一番大きかった。 (2)嗅覚機能の評価には、VAS scale、T&Tオルファクトメーター、静脈性嗅覚検査(アリナミンテスト)、UPSIT(university of Pennsylbania Smel Identefication Test)、スティック型嗅覚検査を用いたが、各検査は良く相関していた。 (3)正常ラットの嗅上皮における嗅細胞再生過程を、微細形態学的(透過型、走査型電気顕微鏡)に調べたところ、基底細胞が分化して嗅細胞になることが推定された。 (4)嗅細胞の分裂過程を免疫組織化学(PCNA,Ki-67,BrdU)で検討したところ、初期には基底細胞がよく染まり次第に管腔側の染まる率が高くなった。 (5)低濃度トリクロール酢酸によって嗅上皮を傷害したラットにおいても上記(3)(4)が確認できた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)