Project/Area Number |
17791216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
國方 彦志 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40361092)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 重度視力障害者 / 光覚測定機器 / 小児 / 色素毒性 / 低温 / トリパンブルー / 網膜色素上皮細胞 / 網膜ガングリオン細胞 |
Research Abstract |
我々は重度視力障害者の視機能を評価する光覚測定機器Low Vision Evaluator(LoVE))の開発改良を行った。小児のフェイスカーブによくマッチングする専用ゴーグルを作成した。小児では3才以下では理解力が未熟なため評価不能なことが多かったが、およそ4才以上であれば視機能が評価可能であった。 近年、トリパンブルー(TB)、インドシアニングリーン(ICG)色紫が黄斑部手術で用いられ有効であったと報告されている。一方で、それらのヒト網膜色素上皮細胞(RPE)、網膜ガングリオン細胞(RGC)に対する毒性も報告され議論されている。我々はTB(0.05%〜0.5%)のRPE、RGCに対する毒性を調べ、またそれらの低温下暴露(4℃、8℃)における毒性の程度も調べた。 培養ARPE-19とRGCにTB(0.05%、0.5%)を37℃と8℃下で1:分間暴露した。細胞生存率は暴露一日後にレサズリンを用いて測定し、コントロール(BSS暴露)と比較した。 ARPE-19:37℃下TB0.5%では細胞生存率の低下したが(Pく0.01)、他の条件下では細胞生存率の低下は認めなかった。 RGC:8℃下0.05%では細胞生存率の低下を認めなかったが、他の条件下では細胞生存率の低下を認めた(0.05%37℃;sPく0.05、0.5%37℃and8℃;P<0.01)。 さらに今回、我々はICGのRPEに対する毒性を調べ、またそれらの低温下暴露における毒性の程度も調べた。 培養ARPE-19にICG(0.25mg/ml,0.5mg/ml,1mg/ml,2.5mg/ml1,and 5mg/ml)を37℃と4℃下で30分間暴露した。細胞生存率は暴露一日後にレサズリンを用いて測定し、コントロール(BSS暴露)と比較した。ICG5mg/ml濃度に相当する低張性生理食塩水にARPE-19を暴露したところ、統計学的に有意な細胞生存率低下は認めなかった。 37℃暴露:ICG0.25mg/mlの濃度以外は、どの条件下でもコントロールと比べて生存率が低下した(P<0,05)。 4℃暴露ICG5mg/mlの濃度でのみコントロールと比べて生存率が低下した(Pく0.05)。 低温下暴露においては、TB・ICG色素の同様な濃度・暴露時間条件でも、その網膜色素上皮・網膜ガングリオン細胞に対する毒性は低減される可能性がある。
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