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レンズ蛋白による網膜障害防御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 17791226
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Ophthalmology
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

新井 郷子  信州大学, 医学部, 助手 (30377626)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords網膜虚血-再灌流障害 / アポトーシス / クリスタリン / 網膜虚血再灌流障害 / crystallin
Research Abstract

ラット網膜虚血-再灌流障害モデルを用いて、正常網膜および再灌流後6、12、24時間後の凍結切片を作成し、crystallin familyの局在を免疫染色で確認した。_A3/A1-crystallin、_C-crystallinの網膜における発現部位は、免疫組織学的に同定することはできなかった。Heat shock proteinとして知られている_B-crystallinは、再灌流後12時間でミュラー細胞に発現が認められた。_B2-crystallinは、虚血再灌流後6〜12時間で網膜神経節細胞層および内顆粒層の細胞を中心に発現が認められた。網膜神経節細胞のアポトーシスが、虚血再灌流後6〜12時間にかけて起こることが知られているため、_B2-crystallinに着目してさらに研究を進めた。ウェスタンブロッティングによって_B2-crystallinタンパク発現量の変化を検索したところ、正常網膜においてもわずかな発現がみられたが、虚血再灌流後6時間から発現が増加し、12時間でピークを示した。また、RT-PCRにより遺伝子の発現量を解析した結果でも、同様な結果が認められた。そして、虚血再灌流後24時間の網膜神経節細胞層および内顆粒層にTUNEL染色陽性細胞が認められたため、_B2-crystallin特異的siRNAをラット硝子体に投与して、虚血再灌流後の網膜について分析した。ウェスタンブロッティングで_B2-crystallinタンパク発現は、発現がピークであるはずの虚血再灌流後12時間で抑制されており、虚血再灌流後24時間の網膜神経節細胞層および内顆粒層のTUNEL染色陽性細胞は、減少していた。以上の結果より、_B2-crystallinは網膜神経節細胞および内顆粒層細胞の傷害制御機構に何らかの働きがあると示唆された。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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