Project/Area Number |
17791235
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
藤原 裕丈 Okayama University, 医学部, 客員研究員 (50379757)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 遺伝子 / DNAコンピュータ |
Research Abstract |
眼振患者について家系調査を引き続き継続して行った。また眼振同様に外眼筋の動きに関連している斜視についても家系調査を行ない、岡山大学医学部倫理委員会で承認された規則に従い、血液採取の同意を得た上で血液の採取を行なった。収集された家系の内、斜視の家族歴がある内斜視あるいは外斜視家系52家系を用いて、米国で斜視関連遺伝子候補領域として報告されている7P22.1領域について連鎖解析を用いた遺伝子解析を行い、コンピュータプログラムGENEHUNTERでLODスコア,NPLスコアを算出し、連鎖の有無を検討した。その結果52家系での解析で日本人家系でも連鎖の傾向が認められ、さらにNPLスコアが1.0を超える値が認められた20家系に絞った解析で、同領域について有意な連鎖を認め、日本人の斜視家系には複数の斜視関連遺伝子が存在し、その1つがこの領域に存在する可能性が示唆された。この成果を第111回日本眼科学会総会、ならびにARVO ANNUAL MEETING 2007で発表した。また斜視の特殊型である先天性外眼筋線維症患者(3名),下直筋欠損患者(1名),先天性動眼神経麻痺患者(1名),Double elevator palsy患者(名)について、遺伝子解析について説明し同意を得た上で血液を採取しDNAを抽出した。先天性外眼筋線維症の原因遺伝子であるARIX.KIF21A.PH0X2Bの領域について塩基配列をダイレクトシークエンス法で決定し、遺伝子解析を行なった。その結果先天性外眼筋線維症に認められた遺伝子変異は、その他の類似疾患には認められず、先天性外眼筋線維症とその他の類似疾患は遺伝学的には別の疾患である可能性が示唆された。この結果は一部第63回日本弱視斜視学会総会で発表し、ARVO ANNUAL MEETING 2008で発表予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)