Project/Area Number |
17791268
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Foundation for Biomedical Research and Innovation |
Principal Investigator |
山城 健児 (財)先端医療振興財団, 血管再生研究グループ, 研究員 (80399617)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 加齢黄斑変性 / 光線力学療法 / 血管内皮前駆細胞 / 光線力学的療法 |
Research Abstract |
光線力学療法モデルの作成:マウスおよびヌードラットにローズベンガルを注入し、網膜血管に緑色光線を照射することによって、網膜血管の閉鎖を得た。その後経時的に蛍光眼底造影検査を施行することによって、閉塞血管が再開通することを確認できたため、光線力学療法後に生じる閉塞血管の再開通のモデルとして利用することが出来ると考えた。再開通は光線照射による血管閉塞の1〜2週間後に観察できた。 マウスにおける血管内皮前駆細胞の観察:マウスにローズベンガルを静脈内投与した直後に光照射をしてから1日後・1週間後・2週間後に、ドナーマウスから採取した血管内皮前駆細胞を蛍光ラベルした後に静脈内注入し、走査型レーザー検眼鏡を用いて眼底を観察した。再開通時期の動脈では逆行性に血管内皮前駆細胞が血管内皮期に沿ってローリングする像が観察できた。静脈・動脈ともに再開通が完成した後には血管内皮前駆細胞のローリングは観察されなかった。 ヌードラットにおける血管内皮前駆細胞の観察:ヌードラットにローズベンガルを静脈内投与した直後に光照射をしてから1日後・1週間後・2週間後に、日とから採取した血管内皮前駆細胞を蛍光ラベルした後に静脈内注入し、走査型レーザー検眼鏡を用いて眼底を観察した。再開通時期には血管内皮前駆細胞のローリングが観察、再開通が完成した後には血管内皮前駆細胞のローリングは観察されないことを確認した。 今後の展開:マウスモデルを利用して抗マウス接着分子ブロック抗体を投与したときの血管内皮前駆細胞のローリングに対する抑制効果を定量する。ヌードラットモデルを利用して抗ヒト抗体による組織染色を行い、ローリング後の血管内皮前駆細胞の血管修復過程を観察する。
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