Project/Area Number |
17791342
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathobiological dentistry/Dental radiology
|
Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
平山 喜一 Kagoshima University, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (50343364)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | junB / AP-1 / 舌癌 / ラット / クロマチン免疫沈降法(ChIP) / TSCC1 / 細胞株 / 4NQO / 扁平上皮癌 / クロマチン免疫沈降法 / ターゲット遺伝子 / JunB / 転写ターゲット遺伝子 / 舌癌細胞株 / 遺伝子検索 |
Research Abstract |
われわれは、発癌剤4NQOにより誘発されるラット古癌の発生に関連する5つの遺伝子座をQTL解析によりラットゲノム上にマッピングしている。その中で最も関連度の高い遺伝子座TSCC1における舌癌関連遺伝子の候補としてjunB遺伝子を見出した。 junBはjun遺伝子ファミリーに属し、転写因子AP-1の構成要素であるJunB蛋白をコードしており、様々な癌で発現が亢進していることが示されている。 そこで本研究は、クロマチン免疫沈降法を用いてJunB蛋白と共沈するDNA断片を解析してJunBの新規の転写ターゲット遺伝子を同定することを目的とする。 クロマチン免疫沈降法は実験条件が大きく結果に影響するため、試薬の検討をはじめとして至適条件の検討を繰り返してきた。4NQO誘発ラット舌癌細胞株を使い抗JunB抗体を用いてクロマチン免疫沈降を行い、JunB蛋白と親和性のあると予測される1000個以上のDAN断片を回収した。現在、順次DNA断片の塩基配列の決定作業を行いつつ、その配列をもとにラットゲノムデータベースで遺伝子の検索を行っているが、遺伝子にヒットしていない。その理由の1つとして、ラットゲノムデータベース上にマップされる既知の遺伝子数がヒトなどのゲノムデータベースに比べて少ないことに由来すると思われる。 今後解析数を増やすことによって、既知の遺伝子で、これまでJunBの転写ターゲット遺伝子として知られていなかった新たなJunBの転写ターゲットとしての既知遺伝子がヒットしてくるものと思われる。本来の目的であるJunBの新規転写ターゲット遺伝子の検索についても、DNAサンプルの解析数を最大限に増やし、ESTデータベースの利用により検索可能であると考えられる。
|