口腔癌に対するシャペロン治療の化学・放射線・温熱療法への応用に関する基礎的研究
Project/Area Number |
17791343
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathobiological dentistry/Dental radiology
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
今井 裕一郎 奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (80347567)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | シャペロン / 遺伝子治療 / 口腔癌 / 放射線治療 / 温熱療法 |
Research Abstract |
(目的と方法)我々はこれまでにp53に変異があれば放射線によるアポトーシス誘導が抑制され、治療抵抗性を示すとと、p53遺伝子が癌治療の先行指標の一つとして重要であることを報告してきた。また、グリセロールが、p53タンパク質を変異型から正常型に機能回復させる化学シャペロン様効果をもち、放射線や抗癌剤によるアポトーシス誘導を増強させると考えてきた。p53に加えて、腫瘍細胞内で誘導されるアポトーシス関連タンパク質群の背景をさらに広範囲で検索することは、患者に対する治療効果の予測精度を高めると考えられる。そこで今回、ヒト舌扁平上皮癌細胞株Ca9-22を用い、アポトーシス関連タンパク質群のグリセロールおよび放射線処理誘導発現をプロテインチップで解析した。 (結果)(1)507種類のタンパク質中の有意な発現増加、減少はGlycerol単独では10、12種類、X線単独では200、2種類、Glycerol併用では212、9種類であった。(2)BaxはX線単独照射、Glycerol併用とも発現増加した。(3)X線単独照射にてapoptosis抑制系タンパク質のKu70、Ku80、BaK、HSP90、erbB-2/HER-2、PKCiota、PI-3K、TGF-bl、MDM2は有意な発現増加をしたが、Glycerol併用後は発現減少しapoptosisが促進したと考えられる。(4)apoptosis促進系タンパク質のCaspase6はGlycerol併用後に発現増加し、abobtosisが促進したと考えられた。 (考察)変異型p53遺伝子を保有する口腔扁平上皮癌に対する治療として変異型p53蛋白質をターゲットとするシャペロン治療の有効性が示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)