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口腔内免疫機構を賦活する歯科補綴バイオマテリアルインターフェイス構築法を探る

Research Project

Project/Area Number 17791375
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

小牧 健一朗  Tohoku University, 病院, 助教 (40361109)

Project Period (FY) 2005 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords歯科補綴 / 抗菌 / 自然免疫 / バイオマテリアル
Research Abstract

本研究では高齢者の心身賦活を促す歯科補綴治療法を確立することを根幹の目的とし、ヒト生来備わっている口腔内免疫機構(抗菌ペプチド等の生体分子利用)に基づく、補綴物(歯科材料)の抗菌効果と高齢者の免疫機構賦活効果を期待し、歯科材料への抗菌ペプチドの機能的結合方法(リンカー部)の構築を取り組んできた。リンカー部はファージによって提示されるペプチドライブラリーよりセレクションを試みた。しかしながら、これまでの実験ではペプチドの同定にいたっていなかった。今年度は、その点を解決するため、PMMA粉末を用い表面積(ターゲット濃度)の増加を図り、結合するペプチドの回収率の向上を期待し、実験を遂行した。
その結果、PMMA粉末に対しリンカー部候補となるペプチドが数種類得られ、その中のひとつはワイルドタイプファージ(M13KE)とのPMMA粉末への結合比較実験を行ったところ、2倍強の親和性を持つペプチドであることが明らかになった。また、PMMA板上に対して同じ比較実験をおこなったところ同様の結果が得られた。
このことは、今回同定されたペプチドはPMMA表面に生体分子を構築するリンカー部としての利用が期待できる。さらに、板状のPMMA表面にこのペプチドの結合が確認できたことは、臨床において、重合後のPMMA表面に対しても応用が可能と考えられる。今後、リンカー部と生体分子を融合させたペプチド(タンパク)を合成し、そのPMMA表面での機能評価をおこなうことで、いままでPMMAが持ちえなかった生体活性能を高効率かつ簡便に付与できると期待される。

Report

(3 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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