Project/Area Number |
17791412
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
高木 一郎 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (70349538)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 頬粘膜圧痕 / ブラキシズム / クレンチング / 頬粘膜圧 / 筋活動 |
Research Abstract |
臨床において頬粘膜に白い粘膜の隆起を認めることがある。この隆起は、Linea alba、buccal mucosa ridging、White line、頬粘膜圧痕などと呼ばれている。しかしその成因についての報告は、世界中で様々であり未だ一致した見解がないのが現状である。そこで、頬粘膜圧痕の成因について着目をし、立案した。文献検索によれば頬粘膜圧痕は、異常機能(parafunction)の1つであるブラキシズムによって発現すると考えられている。そこでまずは、頬粘膜圧痕の有無とブラキシズムとの関係について着目した。研究の概要としては、頬粘膜圧痕の有無の疫学調査を行い、過去の報告と比較し、さらに頬粘膜圧痕の人体解剖学的観察をした。(平成17年度)その調査結果を元に平成18年度は頬粘膜圧痕と就眠時ブラキシズムとの関係を明らかにすることを目的に、頬粘膜圧痕の有無とブラキシズム頻度との関係について詳細に検討を加えた。概要としては、調査対象者を欠如歯のない天然有歯顎者40名(男性25名 女性15名 平均年齢25±4歳)とし、就眠時ブラキシズム頻度の測定を行った。使用した機器は自宅で計測可能な歯ぎしりセンサー(Bite Strip, S.L.P Ltd,東機貿)とした。貼付部位は左側咬筋中央部とし、測定条件は6時間以上の就眠とした。測定日の翌朝に調査対象者の頬粘膜をデジタルスチルカメラにて撮影し頬粘膜圧痕の有無の判定を行った。結果として頬粘膜圧痕の有無と就眠時ブラキシズム頻度との間に関連は認められなかったことが判明した。この研究結果は、平成19年2月25日日本補綴歯科学会東関東支部にて報告した。
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