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ヒト悪性黒色腫細胞でのDIF・PDE1シグナルの解明

Research Project

Project/Area Number 17791452
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

清水 香澄  三重大学, 医学部附属病院, 助手 (20378368)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Keywords悪性黒色腫細胞 / Phosphodiesterase 1
Research Abstract

Differentiation-inducing factor(DIF)は,細胞性粘菌の柄細胞への分化を誘導する物質で、粘菌細胞以外にも哺乳類細胞で分化誘導作用や増殖抑制作用を示すことが知られていたが、DIFのターゲット分子は全く不明であった。最近、われわれはPhosphodiesterase(PDE)1がDIFのターゲット分子であることを世界で初めて発見した。本研究では、悪性黒色腫細胞等でのPDE1を解明するために、当科で樹立・継代している悪性黒色腫細胞株HMG、PMP、MMN9、MAAを使用し、PDE活性測定、RT-PCR、細胞増殖試験等を行った。
全ての細胞でPDE1活性を確認した。MMN9細胞では、PDE1A、PDE1BとPDE1CのmRNA発現を認めたが、他の細胞ではPDE1AとPDE1Cのみであった。細胞増殖試験では、どの細胞でもPDE1の特異的阻害剤であるvinpocetin50μMで20から30%、100μMでは80%以上増殖を抑制した。PDE1Aのスプライシングバリアントのうち、PDE1A3とPDE1A5の発現について検討したところ、HMG細胞ではPDE1A5の発現を認めたが、PMP、MMN9とMAA細胞では両方とも発現を認めなかった。また、PDE1CのスプライシングバリアントであるPDE1C1とPDE1C3の発現についても調べた結果、PMP細胞ではPDE1C1とPDE1C3の発現を認めなかったが、MMN9およびMAA細胞ではPDE1C1と1C3の発現を認めた。MMN9細胞についてシークエンスを行った結果、PDE1C1にはmRNAの配列に変異は認めなかったが、PDE1C3には1塩基の変異が認められた。しかし、アミノ酸配列には影響がなかった。
また、増殖試験の結果から、vinpocetinとDIFに悪性黒色腫細胞の増殖抑制効果があることが示唆されたが、形態学的には、他の細胞への分化誘導作用は確認できなかった。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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