炎症性口腔粘膜疾患の発症機構に関する細胞生物学的研究
Project/Area Number |
17791460
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
太田 耕司 Hiroshima University, 大学病院, 助教 (20335681)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 炎症製口腔粘膜疾患 / ケモカイン / 不死化細胞 / 炎症性口腔粘膜疾患 |
Research Abstract |
口腔粘膜に発症する炎症性疾患には難治性で治療に苦慮する疾患が多い。扁平苔癬等の難治性炎症性疾患発症の過程には、粘膜上皮と上皮下組織に浸潤する白血球から放出されるケモガインの発現による白血珠遊走や、オートクライン、パラクラインを介した上皮間葉相互作用が関与しでいると考えられる。しかしながら炎症性口腔粘膜疾患とケモイン発現の関与に関する報告ば組織学的に行った研究がほとんどであり、細胞生物学的に行った研究は少ない。当教室はテロメラーゼ遺伝子を導入し、不死化させた口腔粘膜上皮細胞(RT7)、歯肉線維芽細胞(GT1)を樹立している.この細胞株を用いて,Th1サイトカイン(INF-gamma,TNF-alpha)で刺激時のFractalkineを含むケモカインmRNAの発現をrea1time-PCRによって検討した.RT7,GT1においてINE-gammaの刺激によって最も著名な発現の増加を示したケモカインはCXCL9,CXCL10;CXCL11であった。 またTh2サイトカインであるIL-4の刺激によってINF-gamma,TNF-alphaによって増加するCXCL9,CXCLl0,CXCL11はRT7ではさらに発現が増加することに対して,GT1においてはその発現が減少することが示された. 口腔粘膜上皮細胞,線維芽細胞が発現するケモカインは口腔粘膜疾患において重要な役割を示していること,またTh1,Th2サイトカインがそれらのケモカインの発現を調整していることが示された.
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)