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口腔癌におけるEGFRの遺伝子変異・増幅・発現とそれを標的とした治療薬の基礎研究

Research Project

Project/Area Number 17791462
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

小野 重弘  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (70379882)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Keywords口腔扁平上皮癌 / 抗癌剤
Research Abstract

EGFRのシグナル伝達経路は,多くの固型癌の増殖および進展において重要な役割を担っていることから,癌治療の重要なターゲットの1つととらえられてきた.EGFRは,増殖因子レセプター型チロシンキナーゼであり,細胞表面にある一群のチロシンキナーゼであり,われわれは,これまでに口腔扁平上皮癌においてEGFRが過剰発現していることを報告してきた.
近年,この増殖因子レセプターを分子ターゲットとした抗癌剤(Gefitinib)が注目されている.本邦では,非小細胞肺癌でのみ認可されている.興味深いことに,EGFRが高発現している非小細胞肺癌の一部の患者にではあるが画期的ともいえる腫瘍縮小効果がある.しかし,臨床上の疑問は,治療効果が必ずしもEGFRの発現量のレベルでは説明できない点である.最近,この抗癌剤の感受性とEGFRの遺伝子変異が関連していることが報告された.これら報告は,すべて肺癌であり,口腔扁平上皮癌に関する報告は極めて少ない.そこで,当科で樹立,あるいは初代培養している10数種類の口腔扁平上皮癌細胞株とテロメラーゼ逆転写酵素を遺伝子導入して独自に樹立した不死化口腔粘膜上皮細胞から,DNAを抽出し,EGFR遺伝子(Exon1〜28)塩基配列を検索し,変異の有無の検討を計画した.現在までに,正常対象である不死化口腔粘膜上皮細胞の全Exonで遺伝子変異が認められないことを確認している.最近の報告では,EGFR遺伝子の変異は,Exon19〜21に集中しているとされている.
一方,EGFRmRNAは細胞株でさまざまなレベルで発現を認めた.英国アストラゼネカ社より分与されたGcfitinibの抗腫瘍効果は,細胞によって様々であり,EGFRmRNA発現との明らかな相関は認められなかった.今後,さらに解析を進めていく予定である.

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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