PRPを使用した上顎洞挙上術後の治癒経過に関する実験的研究
Project/Area Number |
17791485
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Ohu University |
Principal Investigator |
金 秀樹 Ohu University, 歯学部, 准教授 (70326784)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | PRP / Sinus lift / PPP / 骨移植 / 自己トロンビン / サイナスリフト / 自家骨移植 / 血小板 / ウサギ |
Research Abstract |
上顎洞挙上術に際しては骨移植が必要となるが、上顎洞への骨移植による治癒に関しては十分な評価が得られていない。自家骨移植による治癒は需要側と供給側の状態に影響されているが、組織学的な観点から上顎洞粘膜周囲の研究あるいは上顎骨移植部の治癒経過に関する報告も少なく、さらに動物実験において上顎洞内に自家骨移植を行い、その修復経過を調査した報告も皆無に等しい。近年骨移植に際してPRP(多血小板血漿)を併用し、良好な結果が得られてきている。PRPは創傷治癒促進作用を有し、これは血小板中に含まれている細胞成長因子の作用によるもので自己血より採取可能で、生体に対して為害作用はなく有用である。しかし従来のPRPの併用に際し、ゲル化において牛血清由来のトロンビン末を使用していたが、狂牛病などの諸問題より懸念される傾向があり、その代用物の確立が急務となっている。また、施設によりPRP抽出に際し、遠心分離による回転数の違いが多く、一致した使用法がいまだ確立されていなかった。申請者らは2004年6月19日奥羽大学歯学会において多血小板血漿(PRP)精製過程における遠心分離についての検討を発表し2004年12月に奥羽大学歯学誌に掲載した。今回申請者はさらに上顎洞内への自家骨移植にPRPを併用しその修復経過と上顎洞挙上術施行時の上顎洞粘膜の変化について検索し、またPRP精製過程におけるゲル化に対し、自己血由来トロンビン、牛血清由来トロンビン末、アルギン酸ナトリウムによる比較と骨移植後の治癒経過を検索することを継続行っている。今後平成19年6月16日の奥羽大学歯学会においてPRPを使用した際のソケットプリザベーション後の治癒経過に関する検討について発表した。治癒経過の検討に関してはX線撮影により評価し、撮影条件を一定化するためにフィルム維持装置を作製し、パラジウム箔の濃度を基準に輝度および回復率で評価した。その結果、輝度、回復率ともに術後1から3か月の間で通常の骨回復よりもPRPを使用した群の増加量が1.5倍以上良好であった。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)