Project/Area Number |
17791536
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthodontic/Pediatric dentistry
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
湯浅 健司 九大, 大学病院 (20398142)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 基底膜 / ラミニン / エナメル質 |
Research Abstract |
ラミニンは現在までα,β,γ鎖の組み合わせで15種類の分子種が報告されている。しかしながらα鎖にだけ着目すると、歯の発生過程において歯胚上皮には初期ではα5が、分泌期ではα3が発現し、最終的なエナメル形成終了過程で一過性にα2が発現していることを確認している。そこで、本研究ではα5鎖を含むラミニン10/11、α2鎖を含むラミニン2に着目して解析を進めた。ラミニンα5欠損マウスでは、咬頭が形成されず、小さな歯胚をもつことを明らかにした。このことから、少なくともラミニンα5は歯原性上皮細胞(未分化なエナメル芽細胞)の増殖に関与していることが示唆される。そこでラミニン10/11、ラミニン5、ラミニン2およびフィブロネクチン、I型コラーゲンをコートした培養皿で歯原性上皮細胞株を培養し、この細胞増殖能に関してBrdUの取り込み能を検討したところ、ラミニンα5を含むラミニン10/11において、著しい細胞増殖能を示した。このことからラミニンα5を含むラミニン10/11は細胞の増殖に重要な役割を示していることが示唆され、このことから得られた知見は、単にエナメル芽細胞に対するラミニンの機能を明らかにするのみならず、関連研究の為の、エナメル芽細胞の大量調整法へと応用できるとともに、エナメル質再生法開発の為の基礎的知見となりうる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)