Project/Area Number |
17791602
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fundamental nursing
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
佐藤 友美 福岡県立大, 看護学部, 助手 (10364176)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2006: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 看護学生 / ナラティブ / 倫理観 |
Research Abstract |
本研究は、臨床実習を経験した看護学生のナラティブより、いかにして倫理観を身につけていくのかその過程を明らかにすることを目的とした。対象は臨床実習を行う看護大学の学生(1・2・3年生)とし、基礎看護学実習を終了した時点に調査を行った。H17年度は、F大学という教育施設へ研究調査協力の依頼を行い、その教育施設の倫理委員会から承認された。参加協力に承諾が得られた看護学生を対象に、ナラティブを録音し逐語録を作成し質的に分析した。 <<調査結果〜>> ・看護学生(1年生)は、患者に対し対等な目線で患者と接し優しさを醸し出し、患者と身近な存在で居れることは、看護師として重要であると考える傾向にあった。 ・看護学生(2年生)は、看護師が医療行為を行う場合必要とされている専門的な知識や技術の活用ができることやコミュニケーションスキルの熟達が看護師には必要であると考える傾向があった。 ・看護学生(3年生)は、具体的な実習体験から、患者との関係性から生じる調整・気づき・反省など重要視し、患者と看護師の間での心の通い合いが重要だとしていた。さらに、多面的な見方ができ専門的なケア技術提要や地域や他診療科への連携がとれ、より患者にあった医療を提供することが看護師として重要であると考える傾向にあった。 これらの調査結果を踏まえ、今後それぞれの看護学生がどのような経験を積み、どのような倫理観を身につけていくのか縦断的に調査していくことが必要である。今後の縦断的な調査を行い、それらの結果から具体的な看護倫理教育の内容を検討する計画である。
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