Project/Area Number |
17791604
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fundamental nursing
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
川上 勝 自治医科大学, 看護学部, 助手 (50382958)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 医僚・福祉 / 事故防止 / 睡眠 / ひずみゲージ / 医療・福祉 |
Research Abstract |
研究について十分説明し、実験協力の同意を得られた健康成人を対象に、試作した体動検知パネル(以下パネル)を用いて睡眠中の活動量と、パネルによって得られたひずみ値(ε)及びその変化量(Δε)を計測した。活動量及びひずみ値は5秒毎に計測し、データロガーに記録した。ひずみ変化量(Δε)と活動量を時系列分析したところ、活動量がひずみ変化量より30秒から1分程度先行していた(交差相関係数:CCF>0.5)。 試作したパネルによって睡眠時の体動を精度良く感知できることから、起き上がり前の動作(起床予備動作)を把握することができれば事故防止策として活用可能といえる。さらに、被験者からは背部の違和感などの訴えはなかったことから、長期間継続したモニタリングに適していることが明らかとなった。 睡眠中の活動量測定は睡眠障害の診断補助や臨床研究などに有用であるとされていおり、このパネルを用いた睡眠時体動計測システムにより、睡眠潜時や中途覚醒を推定することができるため、睡眠の客観的評価ツールとして十分活用できると思われる。しかし、パネルを含めたシステム全般の安全性や基本構成など検討すべき点が多く実際に転倒事故を起こしやすいケースを対象にした実用性などに関する検討は十分できなかった。 現在、睡眠中の体動きをモニタリングする装置及び計測データの分析に関する基本的な枠組みは構築できており、機器の安全性や信頼性を確認しながらパネル及び計測システムの実用化を目指している。さらに、パネルを用いることで乳児の呼吸に伴う胸郭運動の観察が可能であることが明らかとなり、乳児用ホームモニタリング装置の開発に向け準備をしている。
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