Project/Area Number |
17791609
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fundamental nursing
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Research Institution | St. Mary's College (2006) St.Mary's Junior College (2005) |
Principal Investigator |
中島 美津子 聖マリア学院大学, 看護学部, 助手 (90363358)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2006: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | Total Quality Management(TQM) / 組織変革 / 看護組織 / 組織能力 / 組織文化 / 質の向上 / 看護過程 / 診療ガイドライン |
Research Abstract |
1.研究実績の概要 TQM活動が看護組織へ与える影響とその変化について可視化し,今後のTQM活動への先鞭をつけるため看護組織改善への示唆を得ることを目的として調査を展開した。TQMを導入している看護組織の看護部長を対象にTQMが組織へ与える影響と組織成員について研究者作成による自記式質問紙調査票による量的調査を実施。その後調査票だけでは網羅できない組織変革の実態について看護部長への半構成的面接法による質的調査研究を展開した。 1)実施施策からの組織変革への示唆 Lewin(1951)の組織変革理論による分析の結果、看護組織は探索的逐次的施策展開の組織が多く、変革段階は解凍期が多いということが明らかとなった。また、効果的な活動を模索し続け、サービス向上へ積極的業務改善活動を展開しており組織のアカウンタビリティも認識した組織が多いということが明らかとなった。 2)調査票及びインタビュー結果からTQM活動が及ぼす組織変化への影響 TQM活動後の組織変化構造として「適応能力」「組織文化」「経営能力」の3因子が得られ,これらは組織能力としての「技術力」「活力」「対応力」に合致しTQM活動が組織能力の向上に好影響を与えていることを明示していた。また、TQM活動の学習会や研究会は「共通用語」を生成することで共通理解の発展と組織成員間の協働意識を強め,より組織凝集能力のある組織文化の醸成へ影響しているということ、TQM活動を通したPDCAマネジメントサイクルの思考過程は,看護実践上の思考過程訓練の場となり個人のケアレベル向上へ貢献しているということが明らかとなった。
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