術後深部静脈血栓症予防と患者の苦痛緩和への看護介入に関する研究
Project/Area Number |
17791655
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Clinical nursing
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
益田 美津美 順天堂大学, 医療看護学部, 助手 (60384153)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 深部静脈血栓症 / 肺血栓塞栓症 / 間欠的空気圧迫装置 / 弾性ストッキング / マッサージ・足浴 |
Research Abstract |
初年度の結果より、深部静脈血栓症(DVT)予防のための間欠的空気圧迫装置(IPC)、弾性ストッキング(ES)の使用を中断するのであれば、IPC、ES除去直後からIPC、ESと同程度の対策が必要であることが示唆された。そのため今年度はその代替法として、足浴がDVT予防に有効であるかを検証することとした。 初年度と同一の被験者12名に対して、安静群(A群)、足浴施行群(B群)という方法で、血流速度、足首周囲径、誹腹部周囲径、膝下部周囲径の反復測定を行った。ただし、安静群(A群)は初年度の実験により得たデータを使用することとした。分析は、2群ならびに時間の2要因による二元配置分散分析を行い、各時点での比較はダネットの多重比較を用いて検討した。 二元配置分散分析の結果から、血流速度、足首部、誹腹部における変化のパターンに2群間で有意差があった。またダネットの多重比較の結果、A群の誹腹部径は実験前と比較して有意差があった。B群では足首部径、誹腹部径において有意差があった。 これらの結果から、足浴実施中はDVT予防に効果がある。そしてDVT予防に対する一手段として足浴は有効であり、これはこれまでにみられない知見である。しかし、DVT予防に対する一手段としての足浴に対するエビデンスは得られたが、足浴終了直後から、DVT発症につながる可能性があることが示唆された。また、IPC、ES時と同様の結果ではあるが、足浴終了後どのくらいの時間でDVTのリスクが増加するかということは今回の研究結果から断定することは困難であった。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)