Project/Area Number |
17791658
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Clinical nursing
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
喜多 加奈子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60328309)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2006: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
Fiscal Year 2005: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
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Keywords | 同種造血幹細胞移植 / 退院支援 / 看護 / 退院 |
Research Abstract |
【目的】同種造血幹細胞移植を受けた患者の退院後の生活上の問題を明らかにする。 【方法】対象:平成14年〜15年に、質問紙及び面接調査を実施した25名(当時A大学附属病院で同種造血幹細胞移植を行い、退院後外来受診をしていた人)のうち、現在生存しており住所追跡が可能で医療機関に入院していない21名。調査期間:平成18年11月〜平成19年2月。調査方法:郵送にて(1)質問紙および面接調査、または(2)質問のみの研究参加を依頼。(1)が可能なら外来受診時に、(2)なら同封した質問紙の返信を依頼した。質問紙の内容:追跡調査用を自作。項目は、身体面13項目、日常生活動作面9項目、精神面9項目、家族・社会生活面5項目、全体の満足1項目の計37項目とし、5段階尺度を用いた。分析方法:質問紙は統計的に分析(SPSS12.0J)。録音した面接内容は逐語録に起こし、生活上の問題をカテゴリー化し分析。倫理的配慮:本学倫理委員会承認を得て実施した。 【結果および考察】参加は17名(回収率81.0%)で、(1)質問紙および面接実施9名(2)質問紙のみ8名。属性は男性11、女性6。年齢は平均41.5±8.6歳。疾患はAML4、ALL2、CML6、MDS3、その他2。移植の種類はBMT15、PBSCT2。血縁11、非血縁6。移植後年数は5年未満2、5〜10年未満12、10年以上3。質問紙の結果より、生活全体の満足(「1」非常に不満〜「5」非常に満足)は中央値4であり、前回の満足より優位に高かった(p<0.01)。中央値の低い項目は、病気・再発への不安、性生活の問題であった。面接にて抽出されたカテゴリーは、「慢性GVHDによる症状」「プレドニンによる症状」「唾液分泌低下」「手足の痺れ」「ボディイメージの変化」「再発・死への不安」「仕事上のハンディ」「性欲の減退」等があり、年数が経過しても継続した関わりが必要である。
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