Project/Area Number |
17791691
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Community health/Gerontological nurisng
|
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
尾崎 伊都子 名古屋市立大学, 看護学部, 講師 (00347395)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2006
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
|
Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
|
Keywords | 勤労者 / 健康習慣 / 自己効力感 / 尺度開発 / 保健指導 / 保健指導の方法 / 電子メール |
Research Abstract |
本研究の目的は5つの健康習慣(栄養バランス・運動・睡眠・節酒・禁煙)に対する自己効力感尺度を作成することである。 1.研究方法 A企業B病院で人間ドックを受けた社員を対象に自記式質問紙調査を実施した。2006年10月に143名を対象に予備調査を行い、栄養バランス10項目、運動7項目、睡眠6項目、節酒8項目、禁煙8項目の試作版自己効力感尺度を作成した。この試作版尺度を用いて1000名を対象に本調査行った(前半調査2006年11〜12月 350名、後半調査2007年1〜3月 650名)。調査内容は基本属性、生活習慣(栄養バランス・運動・睡眠・飲酒・喫煙)、主観的健康管理能力尺度(PHCS)とした。分析は試作版尺度項目の因子分析により因子構造を検討した。尺度の信頼性はCronbachのα係数から内的整合性を確認、妥当性は尺度得点と生活習慣、PHCSとの関連性について相関分析を行った。 2.結果 回収数は前半調査343名(98%)、後半調査641名(98.6%)で、無回答の多い後半の1名を分析対象から除き、前後半調査それぞれに分析した。 前半調査の因子分析(主因子法、固有値1以上、バリマックス回転)の結果、栄養バランスで2因子が抽出され、因子名を第1因子「食生活の管理」、第2因子「環境への対処」とし下位尺度とした。運動、睡眠、節酒、禁煙は1因子構造であった。Cronbachのα係数は、栄養バランス0.88(「食生活の管理」0.85、「環境への対処」0.72)、運動0.91、睡眠0.89、節酒0.93、禁煙0.93で十分な内的整合性を有していた。尺度得点と生活習慣との関連は、好ましい生活習慣の実施者は非実施者に比べて尺度得点が有意に高かった。また、尺度得点とPHCSの関連ではタバコ以外で有意な相関があり(相関係数0.25〜0.44)、尺度の妥当性を確認できた。後半調査でも同様の結果が得られた。
|