Suffering, Stigma and the System of Care Regarding Patients of Hansen's Disease in Vietnam
Project/Area Number |
17F17007
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Cultural anthropology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
速水 洋子 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (60283660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LE HOANG NGOC YEN 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2018: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2017: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | ハンセン氏病 / スティグマ / 病と苦悩 / ベトナム / 近代医療史 / ケア / 癌生存者 / レジリエンス |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度は、研究員Le Hoang Ngoc Yen氏の博士論文の成果を補足・検証しながら投稿論文および書籍の形で発表することに集中した。その内容は、ベトナムの医療、ハンセン氏病という病の政治社会史的脱構築、患者の社会的受容と苦悩、被差別者のエージェンシーなど、医療人類学や地域研究の普遍的なテーマに貢献するものである。東南アジアにおいてハンセン氏病の施設と病の構築過程に関する研究は新しく、元となった博士論文は、オーストラリア国立大学で2017年に複数の賞を受賞しており、その記述と資料は緻密で、かつ分析のオリジナリティも高い。博士論文を元に2本の論文を投稿し、また書籍原稿を京都大学アジア研究叢書として出版委員会に投稿、査読者から好意的かつ建設的なコメントを受けて改訂稿を準備中である。こうした執筆活動の他、比較のために日本国内にて長島愛生園、多磨全生園などの国立の元ハンセン氏病患者の療養所を訪れ、日本の研究者と意見交換し、またこうした療養所の両国比較や将来について短いエッセーも執筆した。 二年度目には、ホーチミン市およびその近辺で、癌治療を経た元患者で近代医療を受診している事例と、伝統医薬や食治療法実践などを使用している事例を対象とした、病の苦悩とケアの理解をさらに広げる研究に着手し、論文執筆も開始した。また、2019年12月に台北で開催される第三回SEASIAコンソーシアム会議にて、ケアと語りに関するパネルを共同で組織企画し、受理された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)