Project/Area Number |
17F17056
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Natural disaster / Disaster prevention science
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
N.P Bhandary 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (10363251)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
TIWARI RAMCHANDRA 愛媛大学, 社会共創学部, 外国人特別研究員
TIWARI RAM CHANDRA 愛媛大学, 社会共創学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 地震動 / スペクトル様要素法 / ネパール地震 / カトマンズ盆地 / 湖成堆積地盤 / 地震時地盤の揺れ / Earthquake / Ground Response Analysis / Kathmandu Valley / 2015 Nepal Earthquake / Spectral Element Method |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、スペクトル要素法(Spectral Element Method)を用いて2015年ネパール地震時に首都カトマンズ盆地の堆積地盤の地震動解析を行った。研究対象地域の地盤はカトマンズ盆地の長さ16㎞、幅12km、深さ12kmのものにした。また、地盤のモデル作成に、対象地域内の135ヵ所のボーリングデータを使用した。また、地盤構成物の土質・物理的パラメータについて、ボーリング調査の結果や既存の研究成成果を用いた。限られたボーリングデータを基に地盤モデルを作成したため、地震動再現結果に多少ばらつきは見られたが、対象にしたカトマンズ盆地内に設置されている4ヵ所の地震加速度計のデータを基に比較を行った。入力地震波として、本震だけではなく、9回の余震も用いた。その結果、以下のことが分かった。 ・カトマンズ盆地低地中央に置かれてる地震加速度計の地域は他の山に近い地域や丘周辺の地域に比べ地盤の揺れが大きく表れた。これは、実測値とも一致する。 ・各地点の地震動の成分を比較すると、何れの観測地点でも東方向(東西)への地震動が大きく、その次が南北方向の地震動となっている。これは震源地がカトマンズ盆地の北西方向に位置しており、全体的に東西方向の地震動がやや大きかったと思われる。 ・また、各種余震のデータを基に解析した結果、地盤の揺れは本震の時と同様な結果が得られたが、地震動に関してばらつきが見えた。これは、余震の震源地の方向と強く関係していると思われる。 ・今回、限られた地盤情報データを用いて解析を行ったため、作成した地盤モデルはやや粗いため、得られた地震動解析結果も今後のカトマンズ盆地の地盤の揺れ予測には使用できるかどうか今後の課題となっている。今後も本研究を進めて行きたい。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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