Mite biodiversity and their taxonomy using morphological and molecular-based identifications
Project/Area Number |
17F17397
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Plant protection science
|
Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
北嶋 康樹 (2018-2019) 茨城大学, 農学部, 准教授 (00431651)
後藤 哲雄 (2017) 茨城大学, 農学部, 教授 (60178449)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
NEGM MOHAMED 茨城大学, 農学部, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2017-11-10 – 2020-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
|
Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2019: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | ダニ / 分類 / 系統関係 / ダニ・線虫管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、様々な生息環境に生息するダニ類を網羅的に採集し、形態による分類と分子情報による識別を行うことによって、生息環境ごとのダニ相の多様性を解析するとともに、特に農業上重要と思われる種については、分子情報による簡易なダニの識別法の開発も視野に入れて研究を進めてきた。2019年度は、千葉県の照葉樹林、岩手県の落葉樹林ならびに果樹園、栃木県の落葉広葉樹林、茨城県および埼玉県の二次林で調査を実施した。採集法は、植物上のダニ類を直接はたき落とす方法と、土壌を採取してツルグレン法による方法を併用した。採集したダニ類は、プレパラート標本を作成するとともに、ミトコンドリアDNAのCOⅠ領域のシーケンスを実施した。その結果、ケダニ亜目から11科13種、トゲダニ亜目から7科9種のダニが発見され、これらのうち、千葉県から採集された2種(ケダニ亜目)、ならびに茨城県から採集された1種(トゲダニ亜目)は新種であることが明らかとなり、これらを2報の国際誌で発表した(Negm & Gotoh, 2019; Negm et al., 2020)。また、千葉県南房総市の照葉樹林からは、日本に土着していないとされるチリカブリダニも採集され、農耕地以外にも本種が定着している可能性が示された。さらに、ミズナラクダハダニ(Amphytetranychus quercivorus)とその近縁種である A. savenkoaeの関係を形態とDNAの観点から考察し、A. savenkoaeの再記載に関わる国際共同研究に加わった(Arabuli et al., 2019)。
|
Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(15 results)